ホーム > 市政 > 広報・広聴 > 広報ななお(災害広報第1号発行) > バックナンバー令和2年 > 令和2年8月号 > 広報ななお2020年(令和2年)8月号テキストブック版 > 6~7ページ
ここから本文です。
電気を得るために発電所を造ることなどは、私たちが豊かな暮らしをするために必要な事業ですが、環境に重大な影響を与えてはいけません。
環境アセスメント制度とは、事業者が環境に配慮した「よりよい事業計画」を作り上げていくための制度です。事業者自らが、計画した事業が環境にどのような影響を及ぼすか、あらかじめ調査や予測、評価を行い、その結果を縦覧(公表)して住民や行政、専門家などから意見を聴き、さまざまな観点から検討します。
事業者が行う環境アセスメント制度の仕組み
(1)事業の構想
(2)環境への影響
調査、予測、評価
(3)環境アセスメント図書の縦覧
(4)住民や行政、専門家の意見
(5)安全面や環境面、採算面さまざまな観点から検討
(6)よりよい事業計画の完成
事業者は、環境への影響を調査や予測、評価を行った結果をまとめた環境アセスメント図書(配慮書、方法書、準備書、評価書)を作成し、縦覧や説明会を実施します。縦覧の期間や場所、意見書の提出方法は、事業者自らが新聞に掲載してお知らせします。
市では、事業者からの依頼により、縦覧場所の提供や市ホームページ、ケーブルテレビななおでの情報掲載に協力しています。
市内で計画中の事業
現在、5社の事業者が本市と中能登町、志賀町、穴水町にまたがる山間部で6件の風力発電事業を計画しています。
計画名:(仮称)七尾志賀風力発電事業
事業者名:アカシア・リニューアブルズ株式会社
発電出力:50,400キロワット
風車数:12基
計画名:(仮称)志賀風吹岳風力発電事業
事業者名:ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社
発電出力:71,400キロワット
風車数:17基
計画名:(仮称)能登中風力発電事業
事業者名:合同会社潮風
発電出力:71,400キロワット
風車数:17基
計画名:(仮称)中能登ウインドファーム事業
事業者名:電源開発株式会社
発電出力:64,500キロワット
風車数:15基
計画名:(仮称)能登里山風力発電事業
事業者名:合同会社かざくるま
発電出力:71,400キロワット
風車数:17基
計画名:(仮称)虫ケ峰風力発電事業
事業者名:ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社
発電出力:54,600キロワット
風車数:13基
問い合わせ
環境課
電話番号53-8421
市内で行われた活動やイベントを紹介します。
6月1日(月曜日)
七尾中学校
新型コロナウイルス感染症の影響により延期されていた入学式が、新入生177人を迎え行われた。新入生は約2カ月遅れの入学式を前に緊張を見せ、その様子を保護者はほほ笑ましく見守った。
渡辺芳昭校長は「新たな学校生活が今日から始まります。大きな希望と期待、不安があると思いますが、その緊張感を忘れず3年間を送ってください」と式辞を述べた。新入生代表の髙山莉空さんは「勉強と部活動に励み、2・3年生に近づけるように頑張ります」と力強く宣誓した。
6月9日(火曜日)
中島町中島
中島小学校の5年生38人が、地元農家の山本正秋さんが管理している田んぼで田植えを体験した。新型コロナウイルス感染症の影響で、5月から延期となっていた田植え。児童たちは恐る恐る田んぼに足を踏み入れると「思ったより深い」「気持ちいい」と泥の感触に声を上げた。
途中で転ぶ姿も見られ、泥だらけになりながら苗を植えた児童たち。水上瑛希君は「田植えをする前は嫌だったけど、やってみたら楽しかった」と話し、田んぼはにぎやかな声と笑顔であふれた。
6月24日(水曜日)
光の子保育園
園児10人が、これから来る暑い時季を元気よく乗り越えるため、合計5キログラムの梅干し作りに初挑戦した。昨年は梅ジュースを用意し、今年はさらに梅干しを加えて塩分の補給に備える。
梅のへた取りや塩もみなど、楽しく取り組んだ園児たち。梅を丁寧に洗い過ぎて服がびしょ濡れになったり、「いい匂いがするよ」と笑顔で教えてくれたりする一面も見せた。最後に「おいしくなーれ。おいしくなーれ」とみんなで気持ちを込め、真っ赤な梅干しになるのを心待ちにした。
6月25日(木曜日)七尾市役所
市内に伝わる昔話を語り伝えるボランティアグループ「いろり火の会」が、子どもの読書活動に貢献したとして文部科学大臣から表彰され、黒崎教育長に報告した。
いろり火の会は平成16年に発足し、中島町を中心に活動。昔話を子どもたちが分かりやすい言葉に直して読み聞かせたり、紙芝居を制作したりするなどして保育園や小・中学校での伝承活動を続けてきた。代表の鴻野俊雄さんは「受賞を励みに今後も活動を続けたい」と意欲を見せた。