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市内で行われた活動やイベントを紹介します
平成28年度石川県防災総合訓練
日ごろの訓練で災害に備える
能登歴史公園ほか
能登半島東方沖を震源に、能登地区で震度6強の地震が発生したことを想定した、石川県と七尾市の合同訓練が行われた。住民など約9000人が参加して、大津波発生時の避難訓練や災害対策本部設置後の各種行動訓練を実施し、避難場所や防災体制などを確認した。
訓練本部長の谷本石川県知事が「本番に備える重要性を確認できた。災害時に備えあれば憂いなしが実感できるように各分野で精進してほしい」と日ごろからの備えの大切さを伝えた。
参加者は訓練で防災意識を高め、いざという時に何ができるか見つめ直していた。
認知症サポーター養成講座
温かい見守りの輪を広げる
田鶴浜高等学校
認知症サポーターは、認知症の症状を正しく理解し、患者やその家族が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、温かく見守る応援者のこと。
衛生看護学科1、2年生80人が、在宅支援サービスステーションさはらの職員による講義や寸劇などを通して、認知症の人への適切な対応や知識を深めた。
周囲からの支援が必要な場面を想定し、対応の仕方を考え早速実践した生徒たち。サポーターの証であるオレンジリングを腕にはめ、これから地域で見守りの輪を広げていく。
福祉体験出前講座
支え合いの大切さを学ぶ
東湊小学校
5年生34人が高齢者や障害のある人の体の不自由さを体感した。
児童たちは視野が狭くなるゴーグルや関節が曲げ伸ばししにくくなる装具を身に付け、読み書きや階段昇降に挑戦。
車いす操作でもわずかな段差や斜面に苦戦し、介助者の支えや協力の大切さを実
感していた。
嶋田颯人さんは「前が見えず声も聞こえなくて怖かった。困っている人がいたら隣で手伝いたい」と支える側の自覚が芽生えていた。
体の不自由な人への理解を深めた児童たちは、地域や家庭で支え合う一員として学びを生かしていく。
能楽教室が開校
ふるさとの伝統芸能の理解と習得を目指す
小丸山小学校
世界で最も古い舞台芸術といわれ、七尾でも600年以上前から演じられている能。この伝統芸能を学ぶ能楽教室が開校した。
開校式では、5年生児童を前に、講師の能登宝生会のメンバーが初心者向けの入門曲「鶴亀」の模範演技を披露。
児童はめったに見られない本物の舞に見入っていた。
その後、2組に分かれて稽古に入り、扇を持っての舞い方や正座をして大きな声で謡う練習をした。
背筋を伸ばし、きりっとした表情で能を学ぶ児童たちは11月の発表に向けて稽古を積み重ねる。
青年海外協力隊としてサモアへ
出発前に抱負を語る
七尾市役所
青年海外協力隊として10月から2年間サモアへ派遣される池崎町の田畑梨杏里さんが、出発前に不嶋市長を訪問した。
知的障害のある人のスポーツを通じた社会参加を応援するスペシャルオリンピクス・サモアに配属される。
田畑さんは、作業療法士の資格や学生時代の多様なスポーツ経験を生かし、アスリートの健康増進や医療関係者と協力してアスリートの適正を見極め、スポーツの選択などを行う。
「2年じゃ足りなくなりそう」と新天地での生活に希望を膨らませる田畑さんの
活躍が期待される。
古代米アート観賞会
来春開校の七尾中学校を描く
藤橋町
本宮のもり幼保園の年長児16人が、農業を営む山田重隆さんの田んぼで制作した古代米アートを観賞した。
6月に田植え、7月に草取りを行い稲の成長を見守ってきた園児。
山田さんは「7、8月は天気が良く雑草が生えて大変だった」と語った。
稲穂は赤や青、白色などに色づき、高所作業車から見る巨大な絵がどんなものか、楽しみで胸が躍る園児。
約15メートルの高さまで上がると、来春開校する七尾中学校の校章と紅白幕「祝」や「七中」の文字が浮かび上がり、園児はこぼれるような笑顔を見せた。
第13回七尾市障害者・高齢者風船バレーボール大会
スポーツの秋を満喫する
七尾総合市民体育館
風船バレーボールは、障害のある人や高齢者などがいすや車いすに座ったまま競技できるスポーツ。今大会は障害者の部に21チーム、高齢者の部に16チームが参加した。
そろいの鉢巻きやユニフォーム姿で気合十分の選手たちは、チームワークの良さやパワフルなアタックで得点を重ねた。
目の前で繰り広げられる真剣勝負に、応援席からは熱い声援が送られた。
スポーツの秋、参加者たちは競技を通して健康増進を図り、互いに親睦を深めた。
人権擁護委員委嘱状伝達
人権擁護の決意新たに
七尾市役所
10月から人権擁護委員に再任された芝田信栄さん、中山惠子さん、就任した鷹尾淳子さんに法務大臣からの委嘱状を不嶋市長が手渡した。
また、三井清壯さん、清水徳典さんも再任され、合わせて5人がこれから3年間の任期を務める。
今年新しく就任した鷹尾さんは「皆さんに教えていただきながら頑張りたいです」と抱負を述べた。委員は子どもから高齢者、障害のある人などさまざまな人の人権を守るため、身近な相談役となり、人権の大切さを伝えていく。