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市内で行われた活動やイベントを紹介します
里山里海の素晴らしさを手で触れて学ぶ
飯川町
「能登の里山里海」の大切さを知り、次代へ継承することを目的に、小丸山小学校6年生68人が、
藤橋町と飯川町に分かれ、田んぼの生きもの調査を実施した。
小雨が降る中、児童たちは我先にと田んぼ横の水路に入り、タモを片手にドジョウやカエルなどを見つけ出していた。
飯川町にはたくさんいたドジョウが、藤橋町にはいなかったという発見をした児童たち。
普段の暮らしの中で、少し目を凝らせばたくさんの生きものがいる「能登の里山里海」の
素晴らしさを実際に手で触れて学んでいた。
稚魚の成長に願いを込めて
鵜浦海水浴場
鵜浦地区水産環境整備事業の一環で、東湊小学校6年生36人がヒラメの稚魚約6,000匹を放流した。
まず県水産総合センターの海田さんから、ヒラメが卵からかえって放流されるまでの成長過程や
エサの説明を受けた後、稚魚を傷付けないように、慎重に海へ放流する児童たち。
毛利妃那さんは「ヒラメの裏側が白いとは思わなかった。無事に放流できて良かった」と笑顔を見せた。
カラスやトンビから稚魚を守りながら放流する児童の姿には、自然を大切にする心が見て取れた。
実習を前に気持ちを新たに
サンビーム日和ヶ丘
介護福祉士を目指す、田鶴浜高等学校健康福祉科の2年生32人に、8月から始まる施設入所型実習を前に、
実習衣を与える式が行われた。生徒たちは緊張した面持ちで大島尚文校長からエプロンを受け取った。
代表で坂下真央さんが「授業で学んだ知識、技術を生かし、一つでも多くのことを身に付けてきます」と誓いの言葉を述べた。
施設入所型実習は、介護福祉士という介護のスペシャリストを目指す生徒たちにとって、非常に重要な機会。気持ちを新たに、真剣勝負の夏が始まる。
国際問題への関心を深める
七尾高等学校
2年生238人が、外交・国際問題への関心や理解を深めることと進路選択の参考にすることを目的に外務省職員の講義を受けた。
講師は外務省北米局の林真梨子さん。林さんはアフガニスタン着任時代の状況を細かく説明し、生徒は熱心に聞き入っていた。
山口莉奈さんの「他国へ援助する時の基準は何ですか」という質問に林さんは「貧困はもちろんだが、テロリストや疫病といった国際社会の平和も併せて考えている」と丁寧に回答。
生徒は、国際問題への関心を一層深めていた。
テニスの聖地を目指して
和倉温泉運動公園テニスコート
北陸地方最大級、24面を誇るテニスコートが完成。式典とエキシビションマッチが行われ、約400人が参加した。
式典では、不嶋市長が「スポーツ合宿や教育旅行の誘致で、さらなる交流人口の拡大を目指す」とあいさつ。
エキシビションマッチでは、元女子プロテニスプレイヤーの佐藤直子さん、沢松奈生子さん、佐伯美穂さんによる白熱のプレーが観客を沸かせた。
全国から選手が訪れる素晴らしいテニスコートが完成した。
みんなで七尾城まつりを盛り上げよう
懐古館
9月20日(日曜日)に開催される第74回七尾城まつりに向けて、城山を校区に持つ天神山小学校の5年生60人が段ボールかぶと作りに挑戦した。
国登録文化財の趣ある懐古館で、集中して段ボールかぶとを作成する児童たち。
竹本康生くんは「かぶとの傾きや段ボールを繋げる部分が難しかったが上手に作れた」と笑顔を見せた。
別日には、段ボール甲冑を作成し、祭り当日に武者行列を行う予定。
七尾城本丸跡でりりしいちびっこ侍が観客を魅了する。
中村トキヲさん
エレガンテたつるはま
鉄道がまだ無い時代、祖母とリアカーを引き、田鶴浜から七尾まで買い物に通っていたトキヲさん。
誕生日会では、四男康夫さんの妻邦子さんと、ひ孫の悠輔くんがオカリナと鍵盤ハーモニカで「カエルの合唱」や「海」などを演奏し、お祝いに華を添えた。
康夫さんは「大きい病気もせず、野菜や魚中心の食生活。生活リズムもきちんとしていたから」と長寿の秘訣を話した。お祝いの言葉を掛けると「うん」と笑顔を見せたトキヲさん。
これからも、元気にお過ごしください。
子どもたちがネット社会を正しく生きるために
七尾東部中学校
保護者、教員、地域住民が子育てのヒントや情報交換を行う「伸ばせ!七尾っ子」プロジェクト。
保護者が主体的に活動するのは、全国的にも珍しい取り組み。
テーマは「ネットトラブルあれこれ」。中能登教育事務所大場博典先生が家庭でのネット環境や学力とネットの関係性などを講義。
座談会では、市内の学校で発生したトラブルや家庭での利用ルールなどを情報交換。
子どもたちが、ネット社会を正しく生きるために、大人がすべきことを考える場になった。