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地域に親しまれ、地域の宝を育んできた「徳田保育園」の65年の歩みが幕を閉じます。
元気な子、思いやりのある子を育んできました。
徳田地域の中で、一番古い歴史を誇る徳田保育園。
その徳田保育園は、現代の大きな社会問題として挙げられている、少子化の流れで策定された「七尾市の保育園・認定こども園の再編計画」により、65年の歴史に幕を閉じることになった。
戦後早々の昭和24年、徳田小学校の一部を借りて開設。その後、昭和29年に現在の場所に移り、昭和57年に現在の園舎が建設され、今に至った。
65年の歴史に、2,224人が卒園。卒園した人で、70歳を超えた人もいる。この保育園を卒園したおじいちゃんやおばあちゃんが保育園に来て、かわいらしい園児たちとふれあうひとときがあるなど、地域に親しまれてきた保育園であった。
閉園式では、園児たちが元気いっぱいに歌を歌い、その姿を見た参加者から、一雫の涙がこぼれていた。最後に園児一人一人が願いを込めた風船を天高く飛ばし、保育園の歴史に幕を閉じた。
園長 近江 久美子
徳田保育園は、地元の食材である筍(たけのこ)をイメージし、子どもたちがすくすくと元気に育つ事を願いながら、保育に取り組んできました。自然や文化に触れ合いながら、思いやりの心やふるさとを愛する心も育んできました。
環境の変化を緩和するため、地域の皆様のご協力をいただいたことで、転園する子どもたちの新しい環境にも順応してくれると思います。
徳田保育園の歩みは終わりますが、子どもたちは地域の宝として、これからも温かく見守ってくださるよう切に願います。
昭和24年4月:保育所開設(徳田小学校の一部を借用、地区社会福祉協議会による運営)
定員60人
県知事認可(6月1日付)
昭和26年9月:現在地(八幡町)に移る
旧徳田村役場利用
昭和31年10月:県知事表彰
昭和50年10月:定員100人から定員120人に変更
昭和54年4月:「徳田第1保育園」から「徳田保育園」に改名
昭和57年3月:現在の保育園舎に改築
昭和58年6月:温水プール建設
昭和60年4月:定員80人
昭和63年4月:定員60人
平成15年4月:定員80人
平成21年4月:定員50人
平成23年6月:県知事優良保育園表彰
平成24年4月:定員40人
平成25年4月:定員30人
平成23年3月:七尾市の保育園・認定こども園の再編計画策定(徳田保育園閉園明記)
平成23年5月~7月:保護者ならびに地区関係者に説明会の開催
平成23年7月:徳田・あさひ・ひまわり保育園による交流保育をスタート
平成26年2月:あさひ・ひまわり保育園と交えた最後の交流保育
平成26年3月:徳田保育園閉園
平成24年度まで2,216人
平成25年度は8人
合計2,224人