ホーム > 市政 > 広報・広聴 > 広報ななお(災害広報第2号発行) > バックナンバー平成23年 > 10月号 > 広報ななお:平成23年10月号2・3ページ
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こんな高齢者を見たことがありますか!?七尾だけではなく、全国でもこんなに元気なおじいちゃんはなかなかいないのでは。
荒木さんは、明治40年9月21日生まれ。104歳になったばかり。104歳になった今でも、体の衰えを知らない。
「家にいたら、家族に迷惑をかける。自分のことは自分でやることが基本。自分のことではなくても、自分がやることで周りの人が助かるのであれば、やらないと」と家族や周囲の人たちへの気配りを忘れない。
取材した日の最高気温は34℃。それにもかかわらず、草が気になり、自分で草刈機のエンジンをかけ、草を刈る。「昨日は、家の向いにある上野山(うわのやま)に、草刈機を持って登ってきた。そこには昔植えた木を見に行くんや。その木に、手を当てて話しかけるんや。お前もがんばったなぁと。そしたら、木も応えるんや。又吉さん、まだまだがんばってくださいなと言うから、がんばらなと思い、その木の周りの草を刈ってきた」と日本昔話にあるようなおもしろい話をする荒木さん。
食欲も旺盛。嫌いなものはない。昼食にはご飯を山盛りにして、家族が作った料理をおいしそうに食べる。まさに超人だ。私自身がこの取材で元気をもらった。
皆さんはどうですか?荒木さんを見て、元気をもらった気がしませんか?
このコーナーでは、まちのフレッシュさんをリレー方式で紹介します。中島さんは前回の沢井さんの紹介です。
「都会はモノがあふれているから何も見えなくなる。自分の存在も埋もれてしまうような気がして」と話す中島さんは、東京での学生生活後に、ふるさと七尾へ。現在は、のと共栄信用金庫本店に勤めて4年目。「まだまだ慣れていないけど、後輩もできたので、教わる立場と教える立場があって」と少し戸惑いもみせる。それでも「七尾で育ったので、七尾に帰りたかった。地域に根付いた企業で働きたかった」と現在の職を選んだことに胸を張る。主に徳田地区と高階地区を担当し、「近くにATMがないので、高齢者からよく呼んでいただけて」と忙しい毎日を送る。
休日は会社のボランティア活動や、サッカー(所属チーム:七尾レッドバーズ)で汗を流す。将来は「幸せな家庭を築いて落ち着きたい」と話し、「若いのに落ち着き過ぎとお客さんからよく言われて(笑)」と漏らす。一方で、「自分は目立ちたがり。(このコーナーに)紹介されてうれしかった」とも。これから地域でどう『目立つ』のかが楽しみだ。
このコーナーでは、県外から市内へ転入された人の声を紹介します。
「夫とは東京で知り合い結婚してね。結婚3年目のときに七尾に来たの。もう42年もたつんだから、野沢の話って言われてもねえ」と明るくハキハキ話す三井さん。
七尾に来たばかりの第一印象は「野沢の風は爽やかなのに、家が海に近い関係で、潮風だから肌がべとついてね。最初は嫌だったけど、今は七尾って感じで違和感がなくなったわよ」と海がない野沢温泉村で育った三井さんには、はじめは七尾での生活に抵抗があったようだ。
今はすっかり七尾人。これまでに農協の婦人部長や公民館の福祉推進員を歴任するなど、地域に頼られる存在となっている。
「歳がいくと、故郷の想い入れが強くなってね。早く北陸新幹線に乗って、故郷に行くのが一番の楽しみ」と故郷の想いも忘れない。
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