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令和2年10月8日(木曜日)午後1時30分から午後2時50分まで
フォーラム七尾多目的ホール
【委員】
奥村委員(会長)、先川委員(副会長)、板谷委員、岡村委員、北村委員、國下委員、小浦委員、小中委員、沢野委員、長谷部委員、深見委員、干場委員
13人中12人(欠席:竹本委員)
【事務局】
健康推進課:一瀬課長、松本補佐、硲補佐、前田主幹、岩本主幹、南主幹、山﨑、津田
福祉課:川田補佐
保険課:瀧本補佐
配布資料の確認
欠席委員の報告
(会長あいさつ)
(事務局)
前回とほぼ同じ内容となるが、食育関係を合わせた計画とした。今後、食育推進委員会を開催予定であり、項目などについては事務レベルで詰めている段階である。
(会長)
高齢化率は上がっているが、高齢者の実数はほぼ頭打ち状態ということか。
(事務局)
令和2年度以降は、実数としては下がっていく傾向である。
(会長)
出生率は低いが、合計特殊出生率は結構頑張っている方ではないか。
(事務局)
傾向としては、1人目というより2人、3人と生んでいる人が多い。また、不妊治療が40歳を超えても対象になっていることも影響していると思う。
(会長)
平成30年度の主要死因の第5位に「不慮の事故」が入っているが、この年に何かあったか。
(事務局)
即答しかねるので、確認して第3回目に回答する。
(会長)
高齢者の医療費は少ないようだが。
(事務局)
国保の方は県平均より高いが、75歳以上の後期高齢になると県平均よりも低くなっている。考えられることとしては、死亡の人が高い傾向にあること、年齢階級別死亡の3年平均では若干75歳以上の死亡が高い傾向にあること、医療ベッドから介護への移行も若干あること、私たちが重点的に取り組んでいる特定保健指導の効果も入っているのではないかと分析している。
(事前質問)
妊婦の喫煙率が高いことが低出生体重児の生まれることと関係してないか。
(回答)
当時の低出生体重児の中では、喫煙者は1人で、他に早産や子宮内発育不全など様々なリスクがある人の方が多い状況である。
(事前質問)
肥満の他に課題はないか。
(回答)
就寝時間やテレビの時間などのデータを県と比較したが大きな差はなかった。
(委員)
こころの相談窓口が全国で騒がれているが、市にかかってくる件数はどれくらいか。
(事務局)
昨年度の電話相談は実人数12件、延べは36件。面接は実人数6件、延べ14件。訪問対応は実人数7件、延べは17件。
(委員)
この数値は一般的にみると多いのか少ないのか。
(事務局)
一般的には分からないが、市では過去4年でみると大体10件前後で、一緒くらいの相談を毎年受けている。
(委員)
周知が足りないということか。
(事務局)
広報で周知しており、県にも相談窓口がある。市では自殺対策委員会や実務者会議を開催しており、その中で関係機関と連携をとっている。相談窓口一覧を利用して、相談を受けたら自分の所でなくてもつなぐという形でしっかり相談にのるようにしている。
(会長)
相談場所の一覧は、広報に年1回挟んであったか。
(事務局)
相談窓口一覧は、各医療機関、コミセン、商工会議所、駅など人が出入りする所に置かせてもらっている。
(会長)
できれば広報に挟んでおくとそれを見ることもあるので、できるだけ広く周知を行ったほうが良い。
(事務局)
意見を貰いながら進めていきたい。
(会長)
10歳児の肥満の割合で中度・高度肥満が多いようだが。
(事務局)
単年で見ているが、多い学年はいつも多い。
(会長)
学校現場では現状と違うかあるいは現状どおりか。
(委員)
徳田小学校にいた時、登下校で車の送迎がほとんどであったので、少し歩く取り組みをしたところ肥満度が下がった。現在は朝日小学校であるが、昨年の高学年は肥満が多かったが、今年度は落ち着いている。昨年多かったので、栄養教諭に依頼して、希望する家庭に対し食育指導を行った。
(会長)
現場でいろいろ努力していただいている。思春期肥満の6~7割が成人の肥満に移行するデータを見たことがあるので、10歳までの子ども達への対策が大事。学校の統廃合によるバス通学や自家用車通学が増え、核家族化で帰っても一人で食べても注意する人がいない。
(委員)
先ほどの栄養教諭による個別指導の際に家族からの話で、学童保育の間は大丈夫だったが、学童保育が使えない年齢になって祖父母に預けると、おやつ等をたくさん食べさせたりするようである。
(会長)
内科医が受け持っている祖父母に指導していかなければならないかもしれない。
(委員)
要介護認定率は18%で横ばい、大体3,500人台だが、分母は被保険者数で約15,000人で、これは全国と比べると多いのか。
(事務局)
全国では19.2%で当市は若干低い傾向にある。
(委員)
介護保険で介護度が自立と言われる人が結構いるのであれば、予防給付に力を入れていくのも七尾市の魅力の一つになるのではと思う。市内にフィットネスクラブが増えてきているので、それをうまく活用できれば介護も防げるのではないか。検討してほしい。
(事務局)
過去に、ビッグスポーツ七尾やミナクル70など4・5カ所と連携して「65歳クーポン」という事業を数年行った。3年で1割も使ってもらえず廃止となったが、介護の担当課に検討するよう伝える。
(委員)
睡眠に関してだが、4人に1人は睡眠がとれていないということで多く感じたが、対象者はどういう方か。
(事務局)
七尾市の特定健診を受けた方の調査である。
(委員)
眠れない原因は、どのような傾向か。
(事務局)
原因の調査は行っていないが、訪問し話を聞くと、「高齢になるとちょっとしたことで眠れない」、「朝早くに起きてその後眠れない」という声をよく聞く。睡眠の重要性と主治医の先生に相談してほしいと対応している。
(委員)
目が覚めたら眠れず、寝ようとしても眠れないことについて指導するとしたらどうなるのか。
(会長)
難しいところ。年齢とともに睡眠時間が短くなる傾向にある。5~6時間寝て次の日眠気がひどくなければそれで睡眠はとれていると思う。少なくとも5時間以上は寝てほしい。眠れない方のもう少し細かい内容まで踏み込んで調べるのも良いかもしれない。
(会長)
評価項目の8項目で、これまで目標が破れず、厚い壁となっている。
(事務局)
脂質異常については前計画で目標を達成しており、改善ということで、この一部は達成している。
(会長)
七尾市の特徴として、肥満やメタボが多い。糖尿病の重症患者数は横ばいだが、軽度、中度の糖尿病が少しずつ増えている現状であり、どこかで断ち切らないといけない。
(委員)
会長に聞きたいが、血液検査でがんを見分けることができるとテレビで見たが、今やっている健診よりも血液検査で早期発見できるのではないか。
(会長)
費用で問題があり、一つのがんを血液検査で判定するので数万円かかるので集団検診に利用するのは難しい。人間ドッグで用いているところもある。もう少し安いやり方としては、がんへのかかりやすさを検査する方法もあるが、結果を言われたときにどういう精神状態になるか、それをフォローする体制がないので、健診として広めるのは果たして良いのか検討をしていかなければならないと思う。
がん検診は、今年はコロナの関係で検診に制限がかかっており受診率の向上につながりにくいが、来年、再来年以降にがん検診を受けるよう広報を行っていくような方策を考えなければならない。
(委員)
市として、2番目の生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底でがんの予防となっているが、誰でもがんになる要素を持っていると聞いたが、がんにならないような予防を市として市民にやっているのか教えてほしい。
(事務局)
文献的に言われている食生活というところで、野菜のことや脂質の過剰摂取ががんにつながりがあることは健康教育等で伝えている。
(委員)
メタボに男女別の基準があるのは分かるが、アルコール量にも男女差があるようだが根拠はあるのか。
(事務局)
文献では体の構造上、女性はアルコール代謝能力が低く、同じ量でも女性の方が影響が出ると明記されている。
(会長)
一般的にアルコール耐性は男性が強いが、女性の方がアルコール中毒になりやすい。女性の1合が妥当かは難しい。男性の2合は少し多い気がする。1.5合くらいが妥当かと個人的に思う。
(委員)
七尾市民の歯の状況について、小学校の歯科検診に行っているが差が激しい。経年的には虫歯のある子は少ない。それは健康意識の違いなのか、生活環境、食べ物の違いなのか学校によっても差がある。成人になると、若い人たちの意識は高いが、高齢になるほど歯がある方は定期的に通院している。歯を失った方は、痛くなったら通うという感じ。
(委員)
飲酒と喫煙で対策として学校等の関係機関と連携した推進とあるが、何か特別にこの後企画したりとか計画はあるのか。それとも学校から依頼したら講師として来てもらえるということか。
(事務局)
企画は特別ないが、思春期講座やこころの健康教室などで学校へ行って健康教育の機会に話したり、学校からの依頼で健康教育等で対応することで連携していきたいということでこの対策に載せた。
(会長)
禁煙教室はいろいろな所で結構開かれているが、飲酒に関しては学校単位では少ないかもしれないので進めてもらいたい。
(委員)
馬出町では2年前から亀山町と合同で夏休みのラジオ体操を行っている。ラジオ体操は子や親同士の交流があり終わってからも話などしている様子である。どの町会でも子どもが減ってきていると思うが、他の町会と合同で行事を行っているところがあれば教えてほしい。
(会長)
子どもたちの行事に参加して状況を知っている方はいないか。
(委員)
町会長からそういう話は聞いている。能登島では各町会が離れているので何町かはグループを作って活動している。
(会長)
本来、ラジオ体操をするにしても、その後に話すのが大事な機会だと思うが、今はしばらく我慢しないといけない。以前の生活に戻れる時代は来ると思うので、その時にはそういう機会を作ってほしいし、集まった後に奉仕活動をする世話人の方がいると非常にありがたい。
(委員)
だんだん高齢となり次にバトンタッチしたいと考えているが、なかなか皆さん忙しい。
(会長)
バトンタッチをするのは難しいと思うが、町会長と相談してそういう方を見つけてつなげていただけたら、その地区は盛り上がるのではないかと思う。
(副会長あいさつ)