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令和2年7月21日(火曜日)午後2時55分から午後4時30分
フォーラム七尾 多目的ホール(パトリア4階)
守副会長、大森、川淵、佐藤、千場、久木、飛彈、本丹、松本、南、山口、若林委員(12名)
【事務局】竿漕健康福祉政策室長、川田健康福祉政策室次長、健康福祉政策室員(原田、立川、春木、瀧本、硲、和田、飛田)
(事務局)
・委員変更の報告
・会長不在の報告(南前会長から健康福祉審議会委員長就任による辞意表明があったため)
・欠席委員の報告
冒頭に事務局から説明があったとおり、会長が不在のため職務代理としてご挨拶申し上げる。
本日は、ご多忙中のところ出席いただき感謝申し上げる。感染症対策として席と席との間を話しているため、聞き取りにくい点もあるかと思うが、ご理解とご協力をお願いする。
(事務局)
配布資料の確認
(1)会長の選任
守副会長が会長に選任された。
(2)副会長の指名
守会長が佐藤委員を副会長に指名した。
(1)第2次七尾市地域福祉計画各施策の取組状況(令和元年度)について(事務局が説明)
(2)令和2年度の主な取組について(事務局が説明)
(3)第3次七尾市地域福祉計画の策定方針(案)(事務局が説明)
(4)令和2年度スケジュールについて(事務局が説明)
(会長)
事前に送られた質問票の提出はあったか。
(事務局)
委員2名から合計5点の質問があったので回答する。
(委員)
支援が必要な一人暮らし高齢者宅に市貸出しの緊急通報装置を設置している。数ヶ月経過するが、誤報が頻繁に発生しており、対象者が気兼ねしている状況である。誤報に関しての改善点、そうした場合の連絡は誰にすればよいか。
(事務局)
誤報が発生する原因を確認する必要があるが、高齢者支援課に連絡をお願いしたい。
また、ご使用の機器のタイプが合わない場合、本人や家族の了承があれば、別の機器の設置も検討できるので、高齢者支援課まで連絡をお願いしたい。
(委員)
支援が必要な高齢者宅にヘルパーが入り、掃除の時間を確保するため、町会でゴミ捨てを行っている。ゴミ処理の仕方等の問題もあり、コバエや臭いがひどく、週1回のゴミ捨てを行っていた住民から断りの話があった。このような場合、ヘルパーが掃除の後、回収し会社で捨てることができないか。
(事務局)
ヘルパーがゴミを持ち帰ることは、サービス対象外で行えないが、今のように不都合や改善が必要なことが生じた場合、関係者でもう一度話し合う必要があるので、地域包括支援センターと協議し、再度話し合いの場を設ける。
(委員)
支援が必要な高齢者宅に介護ベッドなどの搬入を見かけた。このような場合、家族の了承を得て行っているのか。その前に他のサービス利用や支援など考える必要があるのではないか。
(事務局)
介護サービスを利用する場合は、サービス担当者会議が義務付けられており、ケアマネジャーが本人、家族、事業所などを招集し、必要なサービスを協議・調整している。
その中での福祉用具貸与は対象者にとって自立した生活をするために必要なサービスとして利用していると思われる。
(委員)
七尾市内で生活支援コーディネーターが3名配置されているが、そこで日常生活圏域ごとに「地域福祉ネット会議」があるのか。
(事務局)
七尾市では、高齢者を支えるしくみとして、団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保される体制(地域包括ケアシステム)の構築を進めている。
高齢者等の生活支援・介護予防サービスを、住民・社会福祉法人・民間企業等多様な人材が提供する体制づくりを進めるため、地域内の調整役やコーディネートを担う、生活支援コーディネーターを3名配置している。配置の単位は、地域づくり協議会のエリア15地区、地域福祉計画では中地域(地区)単位となっており、1名が5地区を担当している。
ご質問の地域福祉ネット会議は、15地区ごとに協議体として、地域づくり協議会の福祉部会または地区社会福祉協議会を位置付け、地域が抱える課題に対しての解決策を協議する場としている。
また、生活支援コーディネーターの配置について、令和2年度からモデル的に高階地区、田鶴浜地区、能登島地区の3地区において、地域づくり協議会へ委託し、地域の人材を配置している。
(委員)
今回の「地域福祉計画」でSDGsを取り入れ、「誰一人取り残さない」社会の実現を目指す、まちづくりを進める考えはないか。
(事務局)
地域福祉計画にSDGsの取組を取り入れるかどうかについては、今後、この分科会で検討いただくべき事項と考えているが、事務局の立場として申し上げると、本市の総合戦略に「SDGsを取り入れた施策の推進」として、取り組み事項に取り入れられていることと、SDGsの趣旨は、目指すべきゴールに向けて、全体として取り組むべき目標であると理解していることから、地域福祉計画独自でSDGsの取り組みを取り入れる考えはない。
また、「誰一人取り残さない」社会の実現については、まずは、住民一人ひとりが、様々な困難を抱えた場合でも、社会から孤立せず安心してその人らしい生活を送ることができる「地域共生社会」の実現に向けた取り組みを盛り込みたいと考えている。
(会長)
その他、質問はないか。
(委員)
地域福祉ネットについては、地域福祉ネットワークごとに福祉計画が必要という趣旨である。
まちづくり条例にも協働を規定しているが、行政だけでできないことが増えており、行政と市民との役割分担が必要となっている。協働の意味や行政・市民それぞれの立場を理解することが重要である。市として取り組むべきことを規定した地域福祉計画と、地域ごとの課題に即した住民が取り組むべき事項を規定した地域の福祉計画策定を推進し、両計画が連動していくイメージである。
SDGsについては、市全体として取り組みを考える時期に来ていると感じている。
(事務局)
協働については重要と考えている。3次計画は市民の安心をベースとして考えていく。
SDGsについては、市全体として取り組むべきものであり、本計画独自は考えていない。
(委員)
地域福祉計画を策定するにあたり専門家の意見を聴くなどの手順があってもいいと感じる。
(委員)
意見として、地域を支える人づくり人材の育成については、活動できる人を育成してほしい。民生委員、地域福祉推進員は仕事量が増えると次のなり手がおらず、推薦依頼が来ている町会長にしわ寄せがくる。活動する人が増えるような取り組みを考えていただきたい。
(委員)
意見として、計画を作るにあたって2次計画の反省や振り返りが必要と考える。例えば、研修会を開くことは重要であるし、取り組み事項として盛り込めばよいが、その結果として、地域のどのような活動に繋がったなどの成果を示し、検証することも重要である。
(事務局)
示せるものは示したい。
(委員)
地域で老人クラブを運営しているが、市から色んな情報が送られてきて助かっている。
その情報に関連して、クラブの中で出た話だが、避難情報が出た場合は、避難所へ自分で毛布や食料の持参が必要と聞いた言う人とそうではないと言う人がいた。どちらが正しいか。
(事務局)
一般的な話になるが、普段から3日間分の水や食料などの備蓄を推奨しており、避難する際は備蓄品の持参をお願いしている。また、大規模になればなるほど物資の支援も遅くなるため、自分自身での備えが重要である。
(副会長)
現在、町会連合会の行政との連絡会で避難所設備の強化・拡充を要望することとしている。コロナ対策についても検討を求めている。
(委員)
自主防災組織の取組支援を13回行ったと書いてあるが、これは地区ごとか。
(事務局)
自主防災組織を単位として開催された避難訓練などの防災訓練に防災担当職員が講師として参加した回数となっている。自主防災組織単位のため、地区や町会が基礎となって開催されている。
(委員)
この訓練の責任者はだれか。どういった想定で訓練しているのか。
(事務局)
自主防災組織が主体となって訓練を開催している。これまでに地震や津波、ため池の決壊などの災害想定があったと記憶している。
(委員)
災害想定について、ある程度は市でするべきと考える。市として防災訓練に取り組むことも必要と考える。
(事務局)
七尾市防災会議で検討する事項であると考えるので、意見があったことを防災担当に伝える。
(副会長)
事前に提出があった質問については、内容と回答を資料として出してくれるとありがたい。
(事務局)
次回から資料として提出する。また、今回については会議録を委員各位に送付する。
(委員)
加えてSDGsやまちづくり条例、協働などの用語の意味をしっかりと理解することも議論に必要と考えるので、添付してくれるとありがたい。
(事務局)
できるだけ提出したい。
(副会長)
残り3回の分科会を有意義なものとしたい。
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