七尾市協働の基本指針をつくる市民会議第3回会議会議録
会議の名称
七尾市協働の基本指針をつくる市民会議第3回会議
会議の開催日時
平成25年9月24日(火曜日)午後7時から午後9時00分
開催場所
市役所201会議室
傍聴者数
0人
内容
参加者
委員など
- 委員14名:山崎、福地、竹林、稲田、小島、田島、小浦、瀧、関軒、長谷部、田尻、森山、山下、川上(順不同、敬称略)
- 事務局5名:前畑市民男女協働課長、大谷内、北川、谷内、春木
1.開会
会次第(PDF:100KB)
市民のねがい-七尾市民憲章-唱和
2.開会あいさつ
《稲田委員長あいさつ》
みなさん、こんばんは。お疲れのところお集まりいただき、ありがとうございます。前回は、協働の現状と課題について、意見交換してきました。限られた回数の会議ですので、そろそろ指針に盛り込む項目について、みなさんと意見交換して参りたいと思います。ご協力のほどお願いいたします。
3.指針に盛り込むべき項目について
⇒資料に基づき、意見交換
資料1:骨子(案)(PDF:102KB)
資料2:前回会議での意見(現状・課題)(PDF:119KB)
資料3:前回会議での意見(必要不可欠なもの)(PDF:129KB)
委員長
この案については、大湯アドバイザーに相談し、作成した。何もないところからの議論では、なかなか進まないので、あくまでも目安、たたき台として作らせていただいた。これをもとに議論していってもよろしいか。それをまず確認させていただきたい。いかがか。
(委員から良いとの声あり。)
それでは、この案に基づき進めさせていただく。
⇒事務局から資料の説明
骨子(案)、前回のグループ別意見交換での意見について
主な意見
第1章-1協働のまちづくりが必要になった背景
- (1)市民活動の活性化が疑問である。
- むしろ町会、地域コミュニティが疲弊している。
- 市民活動が不活発な背景があるから、協働が必要なのではないか。
- 自分も違和感がある。市民活動の限界ではないか。
- 市民ニーズが多様化するとともに市民活動も多様化し、いろいろな活動が生まれている現状もある。
- 個々の市民活動は活発になってきているが、連携・協働はしていない。
- これまでになかった活動が生まれている。個々は増えている。
- 市民活動は実際には増えている。町会でやらないことなどを行っている。
- ボランティアやは増えつつも、継続が難しくなったり、消滅したりしている。
- 市民活動が見えていないということも入れた方がいいのでは。
- 見えていないは、何とかけばいいか。不透明化?
- (2)と(3)は、逆にした方がいい。
- 市民の方を先に書いた方がしっくりくる。
- (2)の地方分権の進展、行財政改革の推進は必要か。
- 行政が協働するには、不可欠である。
- 行政マンも読んで納得するものでないといけない。
- 地域コミュニケーション機能の低下は、文章表現を工夫し、しっかり書きたい。
- 協働の現状・課題にある「同じ人が参加、拡がらない、参加者不足」などは、第3章-1を充てているが、「地域コミュニケーション機能の低下」にもあてはまるのではないか。
結論
⇒(1)について、「市民ニーズの多様化・高度化」と「市民活動の多様化」に分ける。
⇒(1)、(3)、(2)の順番にする。
第1章-2協働のまちづくりとは
- (1)の定義は、前回の大湯アドバイザーの資料がとてもわかりやすい。「協働」ってこういうことだったのかという感じ。
- カチカチ山(大湯アドバイザーの資料)をコラムとして入れてはどうか。
- 基本原則は、中身がとても大切ではないか。
- 基本原則とは、例えばどのようなことか。
- 対等性、公開性、自主性、相互理解、目的を共有するなど、あたり前のことだが、原則論(ルール)として必要だと思う。
- 原則は確かに書いておいた方がいい。定義とは、文章。基本原則はルールやチェック項目のようなもの。
- 「協働のまちづくり」の定義というからには、七尾市バージョンの定義をしたい。ぜひそのような定義のつくり方を考えてほしい。
- よくある定義は、行政と市民団体の協働が書かれている。しかし、前回の事例にはいろいろな登場人物がいた。みんなが力を出し合っているイメージ。そんな形がすごくいいなと思う。
- たぶんそれは、(3)協働のまちづくりのイメージですね。
- そういうのは、事例があるとわかりやすいと思う。
- それは、協働の形態や領域をイメージ図として書くなどするとわかりやすいを思う。
- 最近は事例が載っているものも多い。
- 協働とは何かということを、第1章の中に盛り込みたい。
- 七尾バージョンで言わないと理解が進まないということですね。
- まちづくり基本条例では、市民、議会、行政の協働となっているが、のイメージの中には議会は入らないのか。
- 行政の中に自治体という意味で、議会も入れているということでいかがか。
- 千葉市に市民協働リポートという制度があるというのをテレビで見たことがある。1000人に委嘱をして、道路の補修などをスムーズに行っているようだ。このような例もいいなと思った。
- 議会の役割はそういうところだと思う。事業に対して、予算をとおしていくところ。私たちはそういうところに関わっていない。
- 何千万もかかる事業なら別だが、市民がお願いするところは、小さいところだ。
- 行政が見えないところですね。代わって市民が伝えるということ。
- そういう事例があるとわかりやすいということですね。
第2章-1わたしたちがめざす理想のまちの姿
- 「自助、共助、公助」これを使うと協働を勘違いするのではないか。
- どうしても災害のイメージが先に立つ。
- 「市民が主役のまちづくり」的な言葉が入るのではないか。いきなり「自助、共助、公助」があると、それだけなのかと思ってしまう。
- これは、まちづくり基本条例に則したものでないといけないのではないか。新たに作る話ではない。市民のねがいではないか。
- 市民の意識改革をしないと、いきなり、「自助、共助、公助」といってもわからないのではないか。市民はどうあるべきか。
- めざす姿は完成した形でないと。意識改革は第3章だと思う。市民のねがいは理想像だと思う。
- 協働は、目的ではない。あくまでも手段。
結論
⇒「自助、共助、公助」は外し、市民のねがいを理想像としていく。
第2章-2期待される効果
- 市民ニーズの多様化に対応出来るようになるから、公共サービスの向上になる。公共とは、「みんなのもの」という意味。行政が全ての公共サービスを担っているわけでない。
- 説明されれば、意味はわかるが、市民はなかなか理解できない。
- 「公共」について、コラムで紹介してはどうか。
- まちづくり基本条例の効果と同義ではないか。自治意識の向上、相乗効果が高まる、市民満足度が高まる、市民の声が反映されるなど
- 「これまで」と「これから」というように書いている自治体もある。
- 「協働のまちづくりから生まれるもの」はどうか
結論
⇒「協働のまちづくりから生まれるもの」とする。
第2章-3それぞれの主体に求められる姿勢
- 行政にあれしてこれしてと言わないということか。
- 何でも市民にかつけようとするなということか。
- わかりやすくいうと、そういうことですね。
- この項目は、ここに入るのか。いきなりハードルが高くなる。
- 第3章に移動にするということでいかがか。
- まちづくり基本条例になかったか。
- それは、まちづくり一般に対しての役割と責務のことである。
結論
⇒第3章に移動する。
第3章-1協働意識を醸成するために
- 醸成をもっとわかりやすくできないか。
- 育てる。ゆっくり育てる。
- 第2章の3はどこに入れればよいか。
- 第3章のタイトル「協働のまちづくりを推進するために」から違和感がある。みんなで実現するのであれば、実践の方がいい。
- 実践の方がやるぞという意志が感じられる。
- 実現はどうか。
- そうなると、行動計画とローリングが必要になる。
- ローリングとは、常に評価・見直し、検討すること。3年ごと、5年ごとに行っていく。そうでないと実現しない。
- やっぱり、行動計画の見直しは必要ですね。
- そういうことを入れておかないと誰もしない。
- 能美市の例を見ると、4つしかない。「やること」が書かれている。
- 第2章の3は、第3章の1-(2)と同じことではないか。どちらかを削ってもいいのでは。
- 第2章の3は、自分たちがどう考えるかということ、第3章1(2)は、育てていく部分を言っている。姿勢は自分たちの覚悟のようなもの。担い手育成は、取り組んでいく部分を言っている。
- 意識を変えて行動が起きるのか。行動すると意識が変わるのか。意識が低いから、指針で教育するのか。だから醸成なのか
- 意識を変えるということより、やることを書いた方がいいと思う。
- 前回の会議では、協働すると楽しいという意見も出ていた。
- 意識を変えないとできないような気がする。
- せっかく「協働のまちづくりの実現」というタイトルにしたのであれば、わくわく感などを入れて、それが意識を高めていくというような書き方にすれば、受け入れやすいのではないか。
- 確かに「協働」の意味は理解しにくい。
- 「実現するために」にしたことによって、骨子の内容は変わってくるのではないか。一度白紙にしてはどうか。
- 実現するために何が必要かということになってくる。
- 前回会議で「何が必要不可欠か」という意見を聞いているので、そこから拾えばいい。
- 第3の2-(2)の「支援」の中には、協働のまちづくり推進事業を続けるとすれば、ここに位置付けておけばどうか。
- 第3章の1は、能動的な書き方に変える。
- 第3章の2の資金、情報、コーディネーターなどは必要だと思う。
- やることを優先する話があったが、どこまで具体的なものになるのかがポイントだと思う。協働のまちづくりの分析、例えばSWOT分析など、強みや弱みを検証、分析することが必要ではないか。
- 評価や検証の部分は実現の章と分けて、第4章にしてはどうか。
- 誰が見ても分かりやすいように、今までの意見に出てきた、「つながろう」、「助け合おう」、「ほめよう」、「楽しもう」みたいに「七尾市の七つで○○○しよう」みたいなイメージはどうか。
- 7項目を入れる方向性で進めてよいか。
- 第3章は白紙にするといいながらも、3-(2)や2-(2)は大事なことなので残す必要がある。
- 何が一番必要かと考えたときに、活動団体や行政などの情報交換が必要だと感じている。ただし、現在は各種団体の行っている事業が分からないのが現状。そのような情報を知る場が必要。行政の情報も大切だ。
- 行政の情報発信が不足しているという意見も前回出ていた。
- そういう窓口を協働でやるとしたらどうしたらいいか。
- ライン(スマートフォンのアプリ)を活用してはどうか。
- そういうことをみんなで作らないといけない。行政が窓口やれよとか情報出せよと言っていたら今までと同じではないか。
- ラインの例のようにインターネットで考えるとおかしくなるので、部屋を常設して、各団体が活動のPRをするというように考えればいい。
- 前は行政が設置し、フォーラム七尾にそのような機能があったが、利用が少なかった。コーディネーターがいなかったからだと思う。
- そういうものは全国的に公設民営でよくある。しかし、利用してない。自分たちが作ったものでないため、利用しにくいからだろう。
- 掲示だけでなく、マッチングやアドバイスができる場所だったらいいと思う。そこに行政の情報もほしい。
- そういった仕組みが必要だ。
- コーディネーターは常駐か。ボランティアか。
- それは、みんなで考えなければならない。
結論
⇒第3章は「つながろう」、「助け合おう」などのキーワードを基にみんなで実現することを書いていく。
⇒協議後の骨子案については、別紙のとおり。
委員長
今日は骨子案をもとにご意見をいただいたが、これをまとめて、次回の会議にもう一度たたき台を出させてもらおうと思うがいかがか。
(委員了承)
大湯アドバイザー
骨子案のたたき台が、本当にたたかれて良かった。これを繰り返すことで、本当の協働の意味が身に付いてくるのではないかと思う。一番大切なのは、やる立場に立って、本当に実現できるかどうかなので、これを見てやる気を持つ市民が増えてくるように協議を進めていきたい。良い議論ができたと思います。お疲れ様でした。
4.次回開催日時について
10月25日(金曜日)午後7時から午後9時00分
七尾市役所201会議室
5.閉会のあいさつ
《竹林副委員長あいさつ》
みなさん、お疲れさまでした。今日は、良い議論ができました。しかし、このまま進んでいくと予定どおり進まないと思います。例えば作業部会を設けるなど、もう少し頻繁に集まって進められればという思いもありますので、みなさんにご相談させていただければと思っています。今後ともご協力をお願いします。