タイトル:七尾里山里海百景

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概要

七尾湾を中心とした豊富な資源から漁師町としても栄え、また能登らしい固有の農業文化も育み守られてきた、七尾市の里山里海の百の景色を紹介する電子ブックです。

保全活動七尾里山里海百景075春、棚田保全活動を体験する方々に手伝ってもらう「棚田保全活動」具体的には、農村ボランティアのせている。域内外の人々に発信し、活動を継続さを立ち上げた。以来、体制を整えて地う大呑グリーンツーリズム推進協議会夫で磨き上げ、自らが楽しみながら行を結成し、地域にある素材を知恵と工年(2001)に有志5名がグループにして保存食にした巻鰤は、荒縄で巻南大呑地区にはたくさんある。平成13目の前の海でとれた天然鰤を塩漬け中で、その解決の糸口となる素材が、ト対応」、「アユ獲り体験」などを行う。食の安全、環境問題に関心が高まるを中心に、「巻鰤体験」、「農家ビジッまきぶり地域の素材の磨き上げと、新たな地域資源の発掘・里山保全に取り組む大呑グリーンツーリズム推進協議会おおのみすいしんきょうぎかい棚田の向こうに立山連峰きた。その結果として、ンを増やす活動を行ってながら着実に大呑のファメンバーとの交流も深めている。地道の食材を使った汁物や漬物を提供し、稲刈りなどの活動を行い、昼食には旬景観を楽しみながら、田植えや草刈り、富山湾越しに望む立山連峰の美しいになりつつある。期的に開設し、これが新たな活動の柱ることを伝える「木こりの学校」を定にある膨大なエネルギーとして活用す成26年(2014)からは、木を地域き上げる体験が人気である。また、平参加者の面々の事務局長は語る。活動していきたい」と推進協議会る。さらに工夫し継続して元気にり、交流人口が増加する好機であ大呑地区にとっても利便性が高まの開業など、ハード面が整い、南「能越道路の開通や北陸新幹線さらに保全にもつながる。域が元気になり資源も生かされ、ろう。これらが解消されれば、地が次の世代に受け継がれていくだ若者が増えれば、伝統や文化、技る。第二に担い手の問題である。できれば地元雇用の安定化も図れの活動のビジネス化である。実現一方で問題点もある。第一にこ効果が現れている。資源)を発見できたことといった気づかなかった地域の魅力(地域たこと、都会の人の声からメンバーも少しではあるが耕作放棄地が解消され南大呑地区の交流人口が増えたこと、巻鰤づくり89参考文献―書籍『自然人No.44 2015春号』(橋本確文堂)「特集いま注目したい能登」P 26―ホームページ『oonomi.net』(大呑グリーンツーリズム推進協議会)場所大呑グリーンツーリズム推進協議会/七尾市南大呑地区