タイトル:七尾里山里海百景

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概要

七尾湾を中心とした豊富な資源から漁師町としても栄え、また能登らしい固有の農業文化も育み守られてきた、七尾市の里山里海の百の景色を紹介する電子ブックです。

歴史七尾里山里海百景072建物外観太い梁には朱色の漆が塗られているど、貴重な所蔵物が多数展示されてい会議員時代のモーニングや国政記録なら10年の歳月をかけて造られ、材料集の交易により輸入されたギヤマン、国用。住宅は、明治12年(1879)か用していた輪島塗りの膳と椀、北前船直径2m、幹周り6m以上の大木を使館内には、室木家で冠婚葬祭時に使豪華に仕上げている。一枚板の襖は、材から曲面を型取って造っている。る太さの柱や梁は、ケヤキ材を使用し、た造りになっている。これは、広い木豪壮な合掌組入母屋造りで、目を見張襖が、ゆるやかな曲線をもたせた凝っ院議員を務めた家柄である。建物は、ある「曲面の襖」である。仏壇の間のから二期(5年間)にわたって、衆議館内の造りで目をひくのは、仏間に酒造業を営み、大正4年(1915)う。室木家は、江戸時代には回船問屋やめだけに5年の歳月をかけているとい伝える江戸から明治にかけて隆盛を極めた室木家、能登の名望家の暮らしを明治の館室木家めいじやかたむろきけ国登録有形文化財し出している。句会など、文化的催しの場としても貸一般公開されるようになり、お茶会、が建物を所有するようになってから、平成3年(1991)に、旧中島町亀の泉水」と呼ばれている。たるように木が植栽されていて、「鶴とり、その背に亀の頭のような石が当がある。池は、鶴が羽根を広げた形をさらに、池泉回遊式の庭園も見応えちせんかいゆうしき礼道具一式を見ることもできる。家に嫁ぐ際に持参した、打ち掛けや婚の加賀藩十村役・喜多家の長女が室木る。また、旧・押水町(宝達志水町)曲線を描いた仏壇の間羽根を広げた鶴を形取った「鶴亀の泉水」喜多家が用意した嫁入り支度や調度品を展示85参考文献―ホームページ『ななoh!ネット』(七尾市観光協会)「見どころ」『ほっと石川旅ねっと』(石川県観光連盟)「明治の館室木家」場所明治の館室木家/七尾市中島町外ナ部13地図へ