タイトル:七尾里山里海百景

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概要

七尾湾を中心とした豊富な資源から漁師町としても栄え、また能登らしい固有の農業文化も育み守られてきた、七尾市の里山里海の百の景色を紹介する電子ブックです。

もずく酢。繊維が細く、粘りが強い能登島沖でもずくを探す漁船一本、繊維が細く、なめらか「絹もずく」と呼ばれ、一本能登のもずくは、「糸もずく」ないのである。このうち、能登島周辺くで、繊維が太く、色も黒い。一方、もずく、わかめ、天草以外は食用としれているものの多くは、沖縄産のもず藻を食する慣習があるが、能登島ではスーパーなどでパック詰めされ販売さ島市などの奥能登地区では、多様な海もずくとは、様々な点で異なっている。じ能登半島でも、珠洲市や能登町、輪くは、首都圏などで売られている沖縄ての海藻にあまり興味を示さない。同同じもずくといっても、能登のもずく海藻を眺めてきたためか、食用とし天草は自家消費に留まっている。生まれ育ち、常日頃から海面にゆらめいる海藻は、もずくのみで、わかめや能登島の人々は、海に囲まれた中でに大量に生育し、産業として成立して線は細いが歯ごたえと粘りが強い、能登人のような糸もずくもずく食七尾里山里海百景058てしまう。そのため、収穫後、手作業め、収穫の際に他の海藻が一緒に採れくはそれ自体の粘り気が強いたて生育する特性を持つ。絹もず海藻の上に乗るようにくっついる。もずくは、ホンダワラ等の遅いため、収穫は5?6月となケ浦町や野崎町では少し成長が12月?3月に収穫される。祖がうら母ば能登島では、もずくは、主に宝される。もちろん、味噌汁や鍋物にも重特徴の一つである。もずく酢は加えてもその粘りが残るのも、い。また、ぬめりが強く、熱をしており、海藻独特の香りが強である。しかし食感はしっかり丁寧な作業が必要になる。で雑海藻をとりわけ選別するという、雑海藻を、手作業で取り除いていく収穫されたもずく。熱湯にさらすと綺麗な緑色になる参考文献―書籍『能登島町史資料編第一巻』(能登島町)「植物」P 196―ホームページ『のとコム』「糸もずく」『ISICOお店ばたけBLOG』(公益財団法人石川県産業創出支援機構)70