タイトル:七尾里山里海百景

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概要

七尾湾を中心とした豊富な資源から漁師町としても栄え、また能登らしい固有の農業文化も育み守られてきた、七尾市の里山里海の百の景色を紹介する電子ブックです。

食七尾里山里海百景053濃い緑の皮と、くっきりした溝が美しい小菊かぼちゃ立体空中栽培は、形色ともに美しく仕上がるで栽培が始まったもので、京料理の食肉質はしっとりしていて、淡泊な味昭和40年代の転作を契機に中島地区いに仕上がるのが利点である。とされている。流で、小ぶりで変形が少なく色がきれ花に似ていることからその名がついたアーチ支柱を使った立体空中栽培が主があり、横に切ったときの断面が菊の中心に市内各地で栽培されている。ちゃの1種である。縦にくっきりと溝れるようになった。現在、中島地区を3種があり、小菊かぼちゃは日本かぼ品化がきっかけで、栽培に力が入れらちゃ、西洋かぼちゃ、ペポかぼちゃの年(2004)、町村合併の際の特産かぼちゃには大きくわけて、日本かぼの生産量はそれほど多くなく、平成16いる、直径15cmほどの小型のかぼちゃ。から、小菊かぼちゃが選ばれた。当初能登伝統野菜のひとつに選定されて材として関西方面で需要があったことしっとりした肉質と見た目の美しさが和食に最適小菊かぼちゃこぎくの野菜である。め、出回るのは7?8月のみの夏限定西洋かぼちゃと違い貯蔵性が低いた学などから問い合わせがあるという。絵の題材としても人気で、美術系の大ている。また、見た目の美しさから、食材として、関西方面へ多く出荷されやこまかな細工を必要とする京料理の味付けによく合う。丁寧な下ごしらえわいは、だしや旨味を利かせた和食の横に切ると、菊花のような断面が現れる小菊かぼちゃの手入れをする生産者参考文献―ホームページ『能登野菜公式サイト』(能登野菜振興協議会)「小菊かぼちゃ」65