タイトル:七尾里山里海百景

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概要

七尾湾を中心とした豊富な資源から漁師町としても栄え、また能登らしい固有の農業文化も育み守られてきた、七尾市の里山里海の百の景色を紹介する電子ブックです。

前府田中と利し町つ常ね惣へ代の肝献煎上がきもいり町旧記』によると、あるほか、『七尾したという記録が(まめあめ)を献上臣秀吉に大豆飴ひでよし利家が、太閤・豊としいえに、加賀藩祖前田されている。さらたという記録が残(まめあめ)を贈っが源頼朝に大豆飴武士の長谷部登国の地頭での信ぶ鎌つ連ら倉じとう源頼朝にも献上された大豆飴(まめあめ)朝の命を受け、能(1186)、源頼鎌倉時代文治2年その歴史は古く、されている理由だ。が、地元で長く愛で飽きがこない味しい風味の、素朴かい飴で、七尾の名物の一つである。焼きくるみを混ぜたものもある。香ばな粉)と水飴などを混ぜ合わせた柔らサイズに切ったものなどがある。また、大豆飴(まめあめ)は、大豆の粉(き州浜に似ていて、棒状のものや、一口すはまみなもとのよりとも源頼朝に献上された伝統菓子大豆飴(まめあめ)だいずあめ食七尾里山里海百景050つかないよう、砂糖やうぐいす粉をかうどいい大きさに切り、飴同士がくっを素早く混ぜ、一晩寝かせてからちょする地元の主婦も多い。きな粉と水飴単純であることから、手づくりに挑戦とに違った味が楽しめる。製造工程はよっても味が変わるため、和菓子店ご生地の練り方、材料の分量や混ぜ方に大豆飴(まめあめ)は湿度や気温、として携帯していたともいわれている。のが見られる。北前船の船員が非常食している物の中に「まめあめ」という大豆の粉(きな粉)と水飴をかき混ぜたものを、細長く練る一晩寝かせたものを均等に切り分ける。棒状のものと一口サイズのものがある保存料は入っていない。一ヶ月ほど保存可能だが、もちろん、寄りまで安心して食べられる一品だ。にもよいというから、子どもからお年漂う。たんぱく質が多く含まれ、消化った後には豆特有のコクのある甘さが口に入れた時は香ばしく、食べ終わ適している。産の大粒大豆を原料としているものがけて完成となる。うぐいす粉は能登特参考文献―ホームページ『自然人ネット』「大豆飴」『七尾特産品協会』「大豆飴」『のとコム』「大豆飴」62