タイトル:七尾里山里海百景

ページ
57/120

このページは 七尾里山里海百景 の電子ブックに掲載されている57ページ目の概要です。

「このページを開く」か「最初のページを開く」で、ぞれぞれのページが開きます。

概要

七尾湾を中心とした豊富な資源から漁師町としても栄え、また能登らしい固有の農業文化も育み守られてきた、七尾市の里山里海の百の景色を紹介する電子ブックです。

景観七尾里山里海百景047別所岳山頂から能登島、立山連峰を望む。山頂には三等三角点もあるな勢力を擁した石動修験いするぎを示すことが多く、大き団の奥座敷のような地域――別所は、宗教者集ある。る興味深い伝説の記述が文化』には別所岳に関す『図説中島町の歴史とも望むことができる。れた日は遠くに立山連峰の両方を望む。また、晴リッジのとと能登島大橋島や島にかかるツインブ一望でき、手前には能登しい。能登外浦と内浦を頂上からの眺めは素晴らそぐ熊木川の源流にあり、この山は七尾西湾にそる)。を歩いて登ることもでききる(SAからこの林道と山頂まで登ることがで林道を9kmほど車で走る249号線から分岐するリア」(以下SAと示す)で親しまれ北西にある。七尾市中島町小牧で国道おまきのと里山海道の「別所岳サービスエる別所岳は、標高358m、SAの北めの良い山豊かな熊木川の源流であり、中島地区の市民に古くから親しまれる眺くまき別所岳べっしょだけと走らないといけないため、訪れる人は見事である。ただ、細い林道をずっ上位にあるこの別所岳山頂からの眺め人気スポットとなっているが、さらにめてらす」からの眺めも素晴らしく、完成した別所岳スカイデッキ「能登ゆSAの一角、平成22年(2010)にまれてきたかを表していると言える。別所岳がいかに古くから人々に親し咩が嫁いだのだという。――高くしたので別所の方に水が流れ、比伊須流岐比古神は草履を挟んでトイをい方を見極めることとした。この時、と山の間にトイを渡し、水を流して高い方へ行くことに話がまとまった。山することとなり、どちらかが、山の高別所比咩神と伊須流岐比古神とが結婚べっしょひめいするぎひこのかもしれないと思わせる伝説がある。が、あるいはこちらに形成されていた能登ゆめてらすはまるで美術館の展示室のような空間越しに眺望が楽しめる山頂から七尾市街地方面を遠望。能登島に架かる2本の橋がよく見えるを楽しんでいる。三々五々訪れて、ゆったりとした時間いる地元の人たちがピクニック気分でそれでもここの眺めの良さを知っては限られている。参考文献―書籍『図説中島町の歴史と文化』(中島町)「民俗」P 128-129/「近現代」P 192-193場所七尾市中島町別所地図へ57