タイトル:七尾里山里海百景

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概要

七尾湾を中心とした豊富な資源から漁師町としても栄え、また能登らしい固有の農業文化も育み守られてきた、七尾市の里山里海の百の景色を紹介する電子ブックです。

れることなくこの地り、北陸の各地に遅生土器が出土しておからは柴山出村式弥また、小牧・外遺跡いたことがわかる。古くから人が住んでがあり、この地区はの小牧大杉谷内遺跡小牧には縄文時代田はなかなかない。れだけ風光明媚な棚むことができる。この先に立山連峰も望に天気が良ければそ登島が見える。さら青島、その奥には能集落を挟んで目と鼻の先が海湾と入り組んだ岬や蠣き棚の浮かぶ七尾北に続くその先に、牡いに集落が帯のよかうと国道249号線沿く。のと鉄道の線路田があるのはそのうちの小牧と外の地下ろすと、なだらかな傾斜の棚田が続おまきそで標高358mの別所岳がある西岸。棚棚田の一番奥、山際に立って海を見東は七尾北湾と西湾に面し、西には区である。風景は、地域の宝波おだやかな七尾湾とローカル線、立山連峰をも見晴らす美しい棚田西岸棚田にしぎしたなだ農七尾里山里海百景036稲作には適すが畑には向かない。海に田や沼田となっているところがあり、比較的水には恵まれている。一部は湿棚田には何本かの川が縦断しており、いる。伝統行事が地域の絆をより強固にしてのうち、約3分の1が西岸地区にあり、う。また、秋のお熊甲祭の19社の末社の地区の松明の数や大きさを自慢しあその際、子どもたちが互いに自分たち列が、双方の境目で出会って合流する。の地区の田を一巡した虫送りの松明行の地区が共同で行うのは珍しく、自分行われ、虫送りは各地にあるが、2つ虫送り」がある。毎年6月第2土日に小牧と外には伝統行事の「出会いので米作りが始められたことがわかる。今では少なくなったハザ干し風景のと鉄道の車窓にも美しい棚田が広がる後世に残していきたい。かけがえのない地域活性化の要として、棚田の風景は、他にない魅力であり、から海に続く、のびやかで風光明媚なここを訪れる若者が急増している。山気アニメのモチーフになったことから、の意識が高まりつつある。西岸駅は人交流を深め、少しずつ活性化への地域地元の行事に県内外の大学生を呼んで最近では小牧の若者が中心となって、どない。れを引き受けており、休耕田はほとんない。また離農しても大規模農家がそにあることも手伝い、水田は減っていここは駅裏という交通の便のいい場所っ先に放棄されることが多い。しかし、棚田の管理は手間がかかるため、真い。逆流することはなく、塩害の心配はな寄せたり、海抜が高くなり海水が川を面しているが外浦のように波浪が打ち参考文献―書籍『広報ななお2006年3月』(七尾市)「ななおの彩り」P 2『図説中島町の歴史と文化』(中島町)「民俗」P 106場所七尾市中島町小牧、七尾市中島町外地図へ44