タイトル:七尾里山里海百景

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概要

七尾湾を中心とした豊富な資源から漁師町としても栄え、また能登らしい固有の農業文化も育み守られてきた、七尾市の里山里海の百の景色を紹介する電子ブックです。

壇や七尾和ろうそくなど、仏教にかか室町時代から現在に至るまで、七尾仏七尾においてもそれは例外ではなく、呼ばれるほど信仰心のあつい北陸地方。神社・仏閣が多く、「真宗王国」と人々の暮らしを照らす和ろうそく七尾和ろうそくななおわ産業七尾里山里海百景029紅白の和ろうそくめに炎が大きく、風が作られる。芯が太いたウを使うという製法で植物性油から採ったロず髄いと和紙で作った芯に、フジバカマ(藺草)の七尾和ろうそくは、の技を継いでいる。そく店1軒のみが伝統本杉町にある髙澤ろうし、現在では七尾市一どの普及で生産が減少ソク、電球、ランプな存在したが、西洋ロウ6軒の和ろうそく店が明治時代までには5、されていたという。東北の各地にまで販売和ろうそくは、九州や時、七尾で加工されたたといわれている。当たことが、産業のさらなる発展を導い材料となるハゼや漆などが多く運ばれ北前船の寄港地であった七尾港に、原尾和ろうそくに関しては、江戸時代、る産業が生まれ発展してきた。特に七伝統的に、その色は紅白の2色であが高まっている灯りでもある。腐食を防ぐといわれ、現在、再び注目な灯りであることに加え、煤が建物のすする。植物性の材料が原料なので、エコれいに燃え尽きるというのが特徴であ吹いても消えにくいので、最後まできいから生まれたという。少しでも仏壇が華やぐようにとの気遣ものは、冬場に仏花が供えられない時、れている。また、花の模様が描かれた場面ごとに使い分けできる工夫がなさに使用されており、「ハレ」と「ケ」のるが、白は普段使いに、赤は特別な時花の絵付けがされた和ろうそく35参考文献―書籍『図説七尾の歴史と文化』(七尾市)「近・現代」P 188―ホームページ『ほっと石川旅ねっと』(石川県観光連盟)「七尾和ろうそく」場所髙澤ろうそく店/七尾市一本杉町11番地地図へ