タイトル:七尾里山里海百景

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概要

七尾湾を中心とした豊富な資源から漁師町としても栄え、また能登らしい固有の農業文化も育み守られてきた、七尾市の里山里海の百の景色を紹介する電子ブックです。

祭、そして11月、秋から冬へ向かう祭「柏」を季節の変り目とし、春は青柏七尾市山王町の大地主神社では、が、今は獅子舞が中心である。る。かつては枠旗祭りも行われていたわくばた19日の一ヶ月間、秋祭りの時期を迎え三室の秋祭りにて、高校生が演じる「団七」した。奉納される獅子舞で女児が踊るより、10月第1週土曜日の開催と変遷日に開催されていたが、人手の不足に祭りが伝わっている。かつては10月4単なる獅子舞ではなく、演舞が多いのも、七尾の秋祭りの特徴。三室の秋祭りの「エンガラ」能登島地区では、9月15日から10月幻想的な気分を味わうことができる。こかの異空間に足を踏み入れたような、いやさ」のかけ声に耳を澄ますと、どを感じながら、金具の鳴る音や「ちょと秋空に輝く星のもと、かすかな海風提灯のぼんやりとした光の後、神輿に吊るされたない存在である。日暮れ輿も、この祭りに欠かせけ声とともに担がれる神る。「ちょいやさ」のか町では、10月、獅子舞を中心とした秋か」と呼ばれるそっきょうげい即興芸が多いのがこのり、町内の家々を順に周七尾市の灘浦海岸に沿ってある三室なだうらみむろられる。獅子舞だけではなく、「にわ会所で集まって昼食をといる。の三室神社において、全ての演舞が踊神社での演技後は、集舞と神輿で祝う秋祭りが執り行われてみこし祭り当日は、午前11時頃、出発地点る。一つであるが、各集落単位でも、獅子見応えがある。高校生までの男児が演じ代表的な祭礼「おくまかぶとまつり熊甲祭」などもそのしっかりと行われており、その演舞はの話である「団七」は、れる祭りである。中島地区で行われる舞の練習は祭りのひと月前から、毎夜ある悪代官にいどむ姉妹秋祭りは収穫に感謝するために行わようになったのも、最近である。獅子に小学生だが、親の敵で七」である。踊り手は主本棒」、「マサカリ」、「団棒」、「熊坂長範」、「下二くまさかちょうはん特色ある獅子舞で祝う、収穫の喜び「上二本棒」、「太刀」、「黒たち「宮本武蔵」、「エンガラ」、秋祭りは、「天狗」、「一本棒」、地域の特徴で、その内容あきまつ祭礼七尾里山里海百景019行われる。巫女による舞の奉納などの神事のみがらだといわれている。祝詞、玉串奉納、だとの考えか木々の守り神森の全てののは柏の木がわり目と表す柏を季節の変り行われる。良柏祭」が執りとして「赤山王町の大地主神社で行われる赤良柏祭秋らしい夕暮れと灯りのともった神輿は幻想的参考文献―書籍『中島町史通年編』(中島町)「近現代」P 746-752『能登島町史資料編第二巻』(能登島町)「島の信仰伝承-神と仏の信仰-」P 954『新修七尾市史13民俗編』(七尾市)「漁村の民俗」P 119場所三室神社/七尾市三室町ヲ75-67地図へ大地主神社/七尾市山王町1-13地図へ24