タイトル:七尾里山里海百景

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概要

七尾湾を中心とした豊富な資源から漁師町としても栄え、また能登らしい固有の農業文化も育み守られてきた、七尾市の里山里海の百の景色を紹介する電子ブックです。

鎌を結わえた榊を奉持して山頂の拝殿を目指すえ修祓を受ける。鎌祭りで修祓を受けしゅうばつタブノキに鎌を打ち込む当元き上がった一対の鎌を結えて神前に供へ出向き、日室から持参した製作を依頼する。25日には大おおさかき大榊にで地主神社尾の鍛冶屋に例年のとおり一対の鎌の8月に入ると、その年の宮当番が七は「日室の鎌祭り」と称される。祭が斎行され、神事に続いて、七尾市江泊町日室の諏訪神社と当うでも元と風が鎮挺の鎌を打ち込むことから、一般的に神社神域のタブノキに雄鎌と雌鎌の二動画へ神域のタブノキに雄鎌と雌鎌の二挺の鎌を打ち込んで、にちょうかぜしずめ風鎮を祈る日室の鎌祭りひむろかままつ祭礼七尾里山里海百景017拝殿前に用意された湯立釜の榊は拝殿奥中央に立てられ、神職が氏子たちはは山頂の拝殿へ向かう。鎌郎家の分家筋に当たる当元を先頭に、礼当日、鎌を結えた榊を奉持した作十8月27日の祭に安置される。十郎の堂」奥庭榊は、直ちに「作と、鎌を結えた日室へ到着するになるという。り、神聖なもの鎌には神霊が宿室へ持ち帰る。えられたまま日た鎌は、榊に結ゆわ県指定無形民俗文化財りを終える。は御神酒を下ろしていただき、諏訪祭一対の鎌が幹に打ち込まれると、一同タの背で雄鎌、雌鎌の順に打ち込む。の神域のタブノキの幹に山仕事用のナ外して当元に渡すと、当元は拝殿背後祭典の後、神職は榊から二挺の鎌をて奠んして祭典が終わる。堂内外の参列者を祓った後、玉串を奉ほうた湯立釜の湯にススキのゆだてのかまはらえぐし祓串を浸し、次いで、神職は、拝殿前に用意されされる。たらし、安らかに静まりませ」と祈願らさず、五穀のじょうじゅ成就と人々に幸いをもつくりとこれをつくる人に災いをもた「悪しき風と荒き水とが、天の下のい、大祓詞に続いておおはらえのことば祝詞を奉上する。のりと鎌の榊、鏡饌、参列者の順に修祓を行たくさんの鎌が打ち込まれたタブノキ参考文献―書籍『図説七尾の歴史と文化』(七尾市)「民俗」P 274『自然人No.15 2007年冬号』(橋本確文堂)「特集風と雷」P 19―ホームページ『ななoh!ネット』(七尾市観光協会)「日室の鎌祭り」場所日室諏訪神社/七尾市大野木町フ35地図へ22