タイトル:七尾里山里海百景

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概要

七尾湾を中心とした豊富な資源から漁師町としても栄え、また能登らしい固有の農業文化も育み守られてきた、七尾市の里山里海の百の景色を紹介する電子ブックです。

ける花嫁道具である。七尾では、嫁入時に持参し、嫁ぎ先の仏間の入口に掛「花嫁のれん」とは花嫁が嫁入りの婚礼の日を彩る、伝統の花嫁道具花嫁のれんはなよめ練り歩く「花嫁道中」などのイベント枚以上展示され、花嫁と花婿が通りを通り商店街では「花嫁のれん」が100ゴールデンウィークになると一本杉れんを娘へと譲り渡す家もあるという。母親が嫁入りの際に使っていた花嫁のった娘の親が仕立てることが多いが、を行う意味を持っている。結婚が決まの祖先の霊に対し婚礼事実の報告のまま掛けられる。これは、婚家「花嫁のれん」は仏間の入口にそが執り行われる。式から1週間は、壇参り」をする。そして、結婚式かけ、花嫁はそれをくぐって「仏れん」を嫁ぎ先の仏間の入り口にの儀式を行う。その後、「花嫁の一本杉通りに展示された花嫁のれん分ずつ混ぜて一口飲む「合わせ水」の玄関の先で実家と婚家の水を半嫁入りの際、花嫁はまず、婚家描かれている。おめでたい柄と花嫁の実家の紋がの花や鶴などの婚礼にふさわしいげられていることが多く、ぼたんわれるほど婚礼に欠かすことのできな技法を用いて染め上のれん」だけは持ってくるようにと言絹製で、加賀友禅のりの際に何を持って来なくても「花嫁ともあるが、多くはんの様式が異なるこ時代によってはのれしたと言われている。治時代にかけて浸透伝統は、幕末から明「花嫁のれん」のいものである。その他七尾里山里海百景090いる。利用者の幸せを願う思いが込められてた、女性の幸せを願う思いのように、輌を用い、「花嫁のれん」に込められど、県内の伝統的な技術が施された車を運行している。輪島塗や加賀友禅な平成27年から、観光列車「花嫁のれん」も行われている。また、のと鉄道では、花嫁道中花嫁衣装と花嫁のれん商店にも展示されている参考文献―書籍『新修七尾市史16通年編Ⅲ』(七尾市)「人生儀礼」P 468-476、P 486-489『図説七尾の歴史と文化』(七尾市)「民俗」P 266―ホームページ『能登七尾一本杉通り』(一本杉通り振興会)場所花嫁のれん館/七尾市馬出町ツ部49地図へ108