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更新日:2023年5月26日

麻しん(はしか)にご注意ください

麻しん(はしか)の感染症事例が報告されています。今後更なる輸入症例や国内における感染伝播事例が増加することが懸念されています。

麻しんと思われる症状がみられたら、早めに医療機関に受診しましょう。また、定期予防接種の対象者は早めに予防接種を受けましょう。

麻しん(はしか)とは

麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。

感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。

潜伏期間(感染者と接触してから症状が出るまでの期間)

おおむね10日から12日程度

症状

発熱や咳・鼻水などの症状(カタル症状)が現れます。これが数日続いた後、口腔内に麻しんに特徴的な白い粘膜疹(コプリック斑)が現れます。その後、一旦解熱した後、再び39度以上の高熱が出ると同時に全身に特徴的な発しんが現れ、4~5日高熱が続きます。

肺炎や中耳炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。

症状から麻しんが疑われる場合、必ず事前に医療機関に連絡のうえ、その指示に従って、速やかに受診してください。また、受診の際は、周囲の人に感染させないよう、公共交通機関などの利用を避けてください。

予防方法

麻しんは感染力が非常に強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみでは予防できません。
麻しんの効果的な予防方法は、麻しんワクチンの接種です。

麻しん含有ワクチン(主に麻しん風しん混合ワクチン)を接種することで、95%以上の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得できるといわれています。また、2回の接種を受けることで免疫が増強され、1回の接種では免疫が付かなかった5%未満の人が免疫をつけることができます。

予防接種歴を確認しましょう

平成2年4月2日以降に生まれた人

麻しんの予防接種を2回受ける機会があったため、感染の可能性は低いです。
母子健康手帳で2回接種が済んでいるかをご確認ください。

参考)現在の予防接種法に基づく定期予防接種対象者

第1期:生後1歳~2歳に至るまでの幼児

第2期:年長児(小学校入学前1年間の幼児)

対象年齢に該当するお子さんは、できるだけ早く予防接種を受けましょう。

平成2年4月1日以前に生まれた人

幼児期に1回予防接種を受けてから相当の年月が経過しているので、感染防御のための十分な免疫がない可能性があります。事前に医療機関にご相談の上、ワクチン接種をお勧めします。

海外では麻しんが流行している国があります。海外渡航前に予防接種履歴を確認しましょう。

任意予防接種について

任意接種(費用は自己負担)で受けることができます。ただし、妊娠している方は麻しん風しんワクチンの予防接種はできませんのでご注意ください。

 

 

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部健康推進課

〒926-0811石川県七尾市御祓町1番地(パトリア3階)

電話番号:0767-53-3623

ファクス番号:0767-53-5990

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