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更新日:2014年1月8日

学び舎

地域に根ざした教育機関として古くから知れるのは「寺子屋」です。寺子屋は主に地域の寺院や神社で開設されていましたが、各地域の有力者なども私塾などを開設して初等教育の普及に努めていました。このほか、さらに高度な教育を学ぼうとした人たちは、石動山の校書館や七尾町の漢学塾などで学んだそうです。また、明治4年(1871)には「臻学所(しんがくしょ)」と名づけられた公的教育機関が七尾町に開設されました。教師は畠山忠太郎、副教師は安田元吉でした。七尾町尋常高等小学校
明治5年(1872)8月、学制とその趣旨を示した「学事奨励ニ関スル被仰出書」が頒布されました。これは全国を8大学区に分けて、その中の1大学区を32の中学区に分け、さらに1中学区を210小学区に分割して、全国で53,760の小学校を設立するというものでした。石川県ではその年の6月以降、金沢市の7ヵ所を皮切りに県下に区学校を設置しました。能登では七尾県が石川県に合併されたことを機に、9月以降18ヵ所の区学校が設置されました。現在の七尾市域では七尾町・八幡町・佐々波町・向田村・田鶴浜村の5ヵ所に区学校が創設されました。

旧中島小女児校許可証

先の臻学所は七尾町区学校となり、石川県初の新聞『開化新聞』には、「能登國第一区七尾町区学校壬申十一月廿四日開校式」と記されています。中島村には田鶴浜の能登国鹿島郡第十六区学校の「分課」(分校)として学校が開設されました。当時の区学校はその維持費として生徒から授業料を徴収して賄われました。田鶴浜の区学校では生徒一人に付き8銭7厘が徴収されました。明治6年2月に石川県小学教則が編成され、区学校は順次、小学校に改められました。明治9年の七尾市域の小学校は33校ありました(表1参照(PDF:339KB))。明治6年に設立された小学校は9校であったが、翌7年には2校、8年には7校が設立され、9年には一挙に15校が設立されました。これは明治8年3月に公布された「小学区画等ニ付心得方概略」に、人口600人を一区として1小学校を設立することを許可されたことから、多くの小学校が発足することとなったのです。
明治12年(1879)9月に学制が廃止となり、新たに教育令が公布されました。しかし、地方の実情や制度の不十分さから、全国的にも初等教育制度の停滞を招いたのです。明治19年には教育令に代わって小学校令が公布されました。小学校を尋常と高等の二段階に分けて、修業年限をそれぞれ4年とし、尋常科を義務教育としました。この時期の七尾市内の小学校設置は44校ありました(表2参照(PDF:371KB))。明治23年にはこの小学校令が改正されました。これは前年の市町村制実施に伴うもので、小学校の設置は町村または町村組合とされ、すべての小学校は尋常小学校となりました。これ以降に統廃合が進んで、七尾町を除いた地域は一村一校が基本となって行きました。明治40年の小学校令の改定で、義務教育の尋常小学校が4年制から6年制に変わりました。それに伴い各学校では教室の増設などで校舎の改築や新築が進みました。熊木尋常高等小学校
大正期から昭和初期にかけて、「大正自由教育」や「新教育運動」と提唱される教育実践が展開されました。それまでの知識注入型教育を見直し、子どもたちの個性や自律性を尊重するなかで、体験学習を重視する教育実践が推進されました。このような教育実践の中で、実験観察の理科授業や体育教育、郷土教育の実践などが行われました。
戦争機運の高まる昭和16年(1941)には、国民学校令が公布されました。従来の小学校が廃止されて国民学校が発足しました。しかし、終戦後の昭和22年(1947)に学校教育法の公布により、各村名を附した小学校名となり、新たに中学校が併設されることになりました。

 

写真:(上)七尾尋常高等小学校

(中)中島女児村落小学校開校許可証(中島町蓮浄寺蔵)

(下)熊木尋常高等小学校(中島町橋本佐輔氏蔵)

第1節 初等教育

  1. 中島小学校
  2. 田鶴浜小学校
  3. 能登島小学校(準備中)
  4. 旧七尾地区小学校(準備中)

 

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所属課室:教育委員会文化課

石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地

電話番号:0767-53-8437

ファクス番号:0767-52-5194

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