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更新日:2016年10月11日

第1回七尾学講座実施報告

第1回 七尾学講座 「七尾の大地の歴史(地質・化石)を探る」実施報告

平成25年8月19日(月曜日) 午前9時~午後0時30分熊淵安山岩

 午前9時、お盆が過ぎても太陽が照りつけ、まだまだ残暑厳しい。七尾市役所に集合した参加者11名は、マイクロバスに乗り込み、七尾の大地の歴史を探るべく目的地へ出発しました。講師は野村正純先生。小学校教員時代から化石に興味を持ち、七尾野尻湖友の会を発足。少年科学館の展示にも尽力され、現在も精力的に研究活動を行っています。
七尾城山インターから能越自動車道大泊インターで下車。左折して黒崎町地内の国道沿いにある熊淵安山岩が露頭している場所を見学。約2,000万年前に溶岩が冷えて固まった百海礫岩層七尾最古の岩盤。なお、石動山にはさら地質に古い花崗岩が分布しており、二宮の採掘場では砕石にして、土木工事などに使用されています。
次は、さらに国道を北上し、百海町集会所のある海岸へ。集会所の床下には、以前使用していた木造船や漁具が置いてあり、意外なところで貴重な民俗資料を確認。海辺には百海礫岩層(約1700万年)と呼ばれる礫を多く含んで固まった岩もみられ、海に洗われた安山岩などを海岸で確認。珪化木化石なども採取できました。
七尾方面に向かい、殿トンネルを通過。崎山シルト岩層(約300万年前)が露頭しており、水石(石灰華)と呼ばれる岩肌に生える苔に石灰がしみ込んだ貴重な産物を見学しました。よく観察するとシルト岩層には小さな貝の化石も多くみられました。崎山シルト岩層
 七尾のまちに戻って、県指定天然記念物「岩屋化石層」を見学。七尾酒の仕込み水にも使われた岩屋霊泉(大正3年に上水道)には七尾石灰質砂岩層(約1400万年前)が露頭しており、地層には貝化石も散見できました。この周辺からは多くの化石が発見されており、ワークパル七尾に移動して、野村先生から岩屋化石層で採取されたサメの歯やナナオニシキ、デスモスチルスの臼歯などの実物を見ながら、さらに知識を深めました。
次は、和倉方面に向かい、石崎バス停付近の崖面を見学。ここには上から和倉珪藻泥岩層(約1000万年前)、海緑石砂岩層(約1200万年前)、赤浦砂岩層(約1400万年前)の3地層が順に堆積した様相が見られる絶好のスポットです。化石の講習
最後に、イソライト工業地内にある「珪藻土記念館」を見学。和倉で産出される珪藻土でコンロや耐火煉瓦などが製作され、七尾の産業として栄えてきた歴史や珪藻土の成り立ちについての解説してもらい、さらに知識を深めることができました。
お昼を過ぎて、市役所に戻ってきました。普段目にしていた岩壁や発掘された化石が、地球の誕生や日本列島の形成、能登半島の成り立ちを知るタイムカプセルであると分かり、皆さん驚きの表情を隠せないようでした。七尾石灰質砂岩層は多くの化石包含する日本有数の採集地で、崎山半島の水石は大変貴重な自然の産物で保護と管理が必要です。本日、見てきた以外にも七尾には大地(地球)の歴史を知る多くの場所があり、人類の歴史も含めてもっと市民に知ってもらえるよう努力したいと思います。和倉珪藻土イソライト珪藻土

 

 

 

 

 

 

 

写真上から:熊淵安山岩(黒崎町)・百海礫岩層(百海町)・崎山シルト岩層(殿町)・化石の講習(ワークパル七尾)・

左:和倉珪藻土泥岩層(和倉町)・右上:イソライト珪藻土記念館(和倉町)

お問い合わせ

所属課室:教育委員会文化課

石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地

電話番号:0767-53-8437

ファクス番号:0767-52-5194

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